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そうだ 京都、行こう。龍安寺の糸桜のこと。
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こんどのJR東海のキャンペーンは、龍安寺の糸桜かあ。

むかし本に書いたこともある題材なので、説明に目がいく。

「いつもは静かに哲学的に語られる石庭ですが、秀吉は鷹狩りの帰りに立ち寄り、この見事な桜を見て上機嫌で和歌を詠んだといいます」

う~ん、ちょっと違うかな。
いまの桜は新しく植えられたものなので、
秀吉のみた桜は、この位置にはなかった。

さらにいえば、秀吉のころに石庭があったかどうかも、はっきりしないのだ。

だが、いつからかはわからないが、
1797年までは石庭の角に桜があったことはわかっている。
そこに桜が描かれた境内図があり、
またその場所から桜の古株が掘り出されたからだ。

よくみないとわからないが、かつて古株があった場所が、
いまでも石で囲われてある。

石庭に桜があったかどうかは、
境内図や古株から実証的に桜存在説を唱えたひとびとと、
石庭には余計なものはなかったはずだという理念的な議論をするひとびととのあいだで、
白熱した論争が繰り広げられてきた。

この広告にある、いまの糸桜を、快く思わないひともいるようだ。

詳しいことは、『禅という名の日本丸』第5章「石庭はきれい?」を読んでね。

禅という名の日本丸禅という名の日本丸
(2005/04)
山田 奨治

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テーマ : 京都・奈良
ジャンル : 旅行

文化財デジタル複製置き換え問題:そうだ 南禅寺、行こう。
京都の社寺の襖絵などを、
デジタル複製で置き換えることの問題について、
ここやらここやらに書いてきた。

このたび、南禅寺方丈の狩野派襖絵の新作デジタル複製が完成し、
ホンモノと置き換えられたので、見学してきた。

制作から50~100年後を想定して復元したというが、
どこまで本気でそう言ってるのか、不思議に思った。

とくに、金箔をプリントで再現するのは、
いまの技術では不可能なので、無惨な結果になっている。

ところで、いま南禅寺では、方丈の元信や永徳は複製品で置き換えられたけど、
小方丈の探幽はオリジナルのままという、興味深い状態がみられる。

ホンモノとデジタル複製の違いを見比べることができる、絶好の機会なのだ。


「そうだ 南禅寺、行こう。」といいたい。

テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

黄桜とえびせんをつなぐひと
ある新聞社からの依頼で、
カッパについての短いコラムを書くことになった。

京都でカッパといえば、黄桜なんやけどな、
とか、つらつらアイデアを練りながら、
えびせんをつまんで、はっと気付いた。

「えびせんは、なんで『かっぱえびせん』なんや?」

パッケージにも、中身にも、
カッパを思わせるものは何もない。

こういうときに、ネット検索は役に立つ。

すると、黄桜とえびせんを、
つなぐひとが、おったんや。

興味のあるひとは、調べてみてください。


ちなみに、新聞コラムには、このネタは書きません。

テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

新しい節気がいるなんて、東京の発想や
節気をあらわす、新しいことばを作るのだと、
何日前の新聞に載っていた。

いまの24節気が、現実の季節感と合わないからだという。

この記事を読んで、
「ああ、東京のおひとの考えることやなあ」
と思った。


正直いって、ぼくも関東にいたころは、
24節気がどうもしっくりこなかったのはたしかだ。


ところが、京都盆地に住んでみたら、
これは季節の変化を見事にいいあらわしていることを実感したものだ。

立春を過ぎると、水の冷たさもピークを過ぎる。
清明のころはまさに「清明」だし、
立秋になると、祇園祭のころとは暑さのタイプが変わる。

どこかの和菓子屋さんのご主人もいっていたけど、
京都を取り囲む山の色合いは、
だいたい2週間毎に、たしかに変わる。

ここ京都では、季節は24節気にあわせて2週間で巡っている。
それが実感できるからこそ、永く使われてきたんや。


山も空もない、エアコンの排気熱のこもった
東京だけの節気を作ってもかまわへんけど、
それで全国を統一しようなんて、思わんといてほしい。

テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

祇園祭の御守り売り唄に思う
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祇園祭の楽しみは、
山や鉾の御守りを売る、
女の子たちの歌声なのだ。

15年ほどまえ、はじめて南観音山の歌声を聞いたとき、
感動してしばし立ちすくんだものだった。

それからは、歌声を聞きに宵山へ行っているようなものだった。

ところが、数年前から、その歌声がどんどん速く、
そしてぞんざいになっていった。

今日は、かなりがっかりした。
神さまからの縁起物を出しているんだという自覚が、
女の子たちにぜんぜんなくなっている。

南観音山は好きな山だから、
ぜひ初心に帰ってほしいと思う。


今日は船鉾の歌声がよかった。
鯉山も毎年、きれいな声を聞かせてくれるのだけど、
今日はたどり着いたのが9時過ぎだったので、
子どもたちはもういなくなっていた。
残念!


帰りの電車のなかで、白人のおじいさんが、
ヤーさんみたいな河内弁で、流ちょうにどなりちらしていた。

ペースメーカーを付けているらしく、
離れたところでケータイを使っていたお兄さんに向かって、
「心臓が悪いゆうとるんや!消せや!」とかいっていた。
どこで、あんな乱暴な日本語を覚えたのだろう?

心臓が悪いのは気の毒だけど、
携帯OFF車両じゃないので、彼の主張には理がない。
3mも離れた場所の、通話もしていないケータイが、
ペースメーカーに影響するかというと、
それはまったく非科学的なことなので、この点でも彼には理がない。
そして何よりも、ことば使いを決定的にまちがっている。

けっきょく、彼には誰も同情できないことになる。
かわいそうなひとだと思った。

テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

禅のココロ
先日、ある禅寺にお邪魔した。

方丈やお客さん用の部屋のふすまは、
わびた水墨画なんだけど、

プライベートな空間だったいう部屋のふすまは、
豪華な金壁画だった。

笑えた。


禅のココロは、「わび・さび」だけやないねん。

テーマ : 神社仏閣
ジャンル : 学問・文化・芸術

すてきな京のお宿がひとつ消えていました
先日、久しぶりに京都の高倉通を歩いていたら、
「京の宿 島屋」さんの看板がなくなっているのを知った。

ご近所さんに聞いたら、2ヶ月ほどまえに宿を閉められたそうだ。

思い出の詰まったお宿だった。

20年ほどまえ、まだ関東に住んでいたころ、
5月に京都で開かれる全日本弓道大会に出るのに、
師匠や弓仲間と泊まった定宿だった。

その後、京都への家族旅行でも泊まった。

すべてのお部屋に坪庭があって、
朝食がすばらしく美味しく、ボリュームもたっぷりだった。
それでいて、1泊朝食付きで7000円もしなかった。

あまり宣伝をしていなかったけど、
知る人ぞ知る名旅館だった。

ぼくの知っている京都が、
少しずつ変わっていく。

「島屋」のご主人、奥様、
ありがとうございました。

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テーマ : 京都
ジャンル : 旅行

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