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国立大学法人評価の肩すかし
大学の業績評価に基づく交付金の傾斜配分額があきらかになった。
ほとんどの教職員は、やるせない徒労感につつまれている。

ぼくの勤務先の法人は、国立大学法人ではないが、似たような位置づけだ。
○百万円のプラス評価だったそうだが、
これまで評価対応に費やした労力の人件費は、
法人全体では億単位になるだろう。

評価のために莫大な労力をかけさせられたことは、
どこの法人も変わらない。

国立大学の場合、いちばん低い評価でも-800万円だから、
評価のために大いなる無駄金を使ったことになる。

その時間を本来の教育・研究に使っていたら、
どんだけ学術の発展につながったことか、わかりゃしない。

お金に換算できない損失もある。

評価をめぐる騒動のなかで、
おそらくストレスが原因で亡くなられたかたが、
ぼくが知っている範囲でも複数いらっしゃる。

霞が関のお偉いかたがたは、
こういうことを、いったいどう思ってるんだろう?
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テーマ : 研究者の生活
ジャンル : 学問・文化・芸術

奇跡のひとと再会
2年ぶりに友人と再会した。

柔らかさのなかに、
時代を切り開くパワーを持ったひとだ。

2年前、友人は病で死と向き合っていた。
すでに何度も死線を乗り越えていたが、
できる治療は、もうほとんどなかった。

残された方法に望みを託し、
そして、その苦しい治療をも乗り越えた。

奇跡だと思った。

数ヶ月まえ、友人のメールには、
「またどこかで、きっとお目にかかれますよね。」
と書かれてあった。

ぼくは、「またお目にかかりたいです。」と返した。

そして、その願いはかなった。

短かかったけれど、深い時間を過ごした。

別れ際、ぼくは、
「また会いましょう。」
と手を差し出した。

これが最後じゃないことを、約束して欲しかった。

友人はぼくの手を握りしめながらいった。

「また会いましょう。何度でも。何度でも。」

テーマ : 「生きている」ということ
ジャンル : 心と身体

ブックデザイン賞に選ばれる
Shots in the Dark: Japan, Zen, and the West (Buddhism and Modernity)Shots in the Dark: Japan, Zen, and the West (Buddhism and Modernity)
(2009/05)
Shoji Yamada

商品詳細を見る


昨年出版したShots in the Dark: Japan, Zen, and the Westが、
アメリカ大学出版協会のブックデザイン賞に選ばれたという知らせが来た。

正確にいうと、
Association of American University Pressesの
Book, Jacket, and Journal Show 2010の
Jackets & Covers部門に選ばれたということらしい。

写真じゃよくわからないけど、
紙質も印刷もすばらしいんです。

カバーだけじゃなく本文のほうだって、
紙も活字も、いままでみたことがないくらい、きれいなんです。

「わたしって、きれいだから~」という、
女子の気持ちがわかるくらいなんです。

カバーに使われている「弓を引くひと」の写真は、
明治時代のなかばに撮影されたもので、
弓道を知っているひとがみたら、
これは弓をやったことがないひとだと、
ひとめでわかる。

ホンモノっぽくみえることも、
実はアヤシイことがあるという、
この本のテーマにぴったりの写真だ。


「本の内容じゃなくて、デザインが受賞したんでしょ?」
と妻が鼻で笑うので、
「内容がよかったから、デザイナーさんのインスピレーションが湧いたんや!」
と強がりを返してやった。

テーマ : 本の紹介
ジャンル : 学問・文化・芸術

日米核密約、情報公開法て何だ
日本への核持ち込みを認める密約が、
どうやらあきらかになった。

これは政権交代のプラスの効果だ。

ところが重要な文書は、
2001年の情報公開法制定のときに、
廃棄されたという。

ぼくは情報公開法の運用実態は、
情報廃棄奨励法だと思っていたが、
ここでもそれが裏付けられた。

いったいなぜ情報を残し、
公開しなければならないのか、
事なかれ主義のお役人さんたちは、わかっていない。

密約文書を破棄した役人たちを、
歴史の法廷に引きずり出すべきだ。

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも
ジャンル : 政治・経済

カスピ海ヨーグルトをまたはじめる
医者からカロリーを抑えるようにいわれたのと、
ふだんから胃腸の具合が気になるので、
これから朝はヨーグルトにしようと思って、
カスピ海ヨーグルトの種株を取り寄せた。

ブームになったカスピ海ヨーグルト。
日本に持ってきたのは家森先生なのだが、
名付け親はぼくの同僚で官舎の隣人のM先生なのだ。

家森先生の株をM先生が譲り受け、
わが家の隣室でずっと育てられてきて、
レシピと株を知り合いに分けていたのが広まって、
あるとき爆発的なブームになったそうだ。

ぼくも10年ほどまえに、M先生から種株を
直接わけてもらった。

でも、作りつづけていくうちに、
だんだん株が弱ってきて、
1年くらいで作るのを止めてしまった。

こんどのは、どのくらいつづくだろうか。

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

きれいなおばあさん
先日病院へ行ったら、
会計窓口のところで、
車いすに座った、とてもとてもきれいな、
おばあさんがいた。

70代後半か、あるいは80代だろうか。

髪をつややかにカラーリングして、
バーバーリーのコートを
とても上品に着こなしていた。

あんまりきれいなひとなので、
心を奪われていると、
うっかり領収書を落としてしまった。

そしたら、そのおばあさんが、
「落としましたよ」
と声を掛けてくれた。

なんだか、むかし風の「きっかけ作り」みたいだった。

「あっ、どうもありがとうございました!」
にっこり笑って、返事した。

テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

ラフルーア先生の想い出
ペンシルベニア大学のウィリアム・ラフルーア先生が、
先週の26日に亡くなられたと、
ボストンにいる、先生のお弟子さんだった友人からメールが届いた。

彼女によると急な心臓発作だったとか。

ラフルーア先生といえば、
日本の「水子供養」についての、
哀しくも美しささえある名著がある。

先生とは、
2003年に彼がぼくの勤務先の研究所に滞在していたときに、
少し見知っていた。

その後、2006年2月にテキサス大学オースチン校での
シンポジウムに呼ばれたときに、
「禅のソフトパワー」についてのぼくの発表に彼がコメントし、
彼の「生命倫理」につての発表に彼がコメントした。
とてもいい想い出だ。

彼のコメントは、ウィットにあふれていた。

「ラフルーア」はフランスの名字で、「花」という意味だから、
ぼくがフランス語の音がうまくいえなくて苦労していると、
「ハナと呼んでいいよ」といってくれた。
それからは、ときどき「ハナ先生!」と呼ばせてもらっていた。

昨年3月のシカゴでのアジア学会で、
ぼくが「禅と大衆文化」についてのセッションをオーガナイズしたときに、
ラフルーア先生にコメンテータをお願いしていた。
久しぶりの再会を楽しみにしていたら、
「やっぱり忙しくて行けない」と、
ドタキャンされてしまった。

結局、それが最後のやりとりになってしまった。

いつもユーモアを忘れなかった、ラフルーア先生。
もう一度、お会いしたかったなあ。

水子―“中絶”をめぐる日本文化の底流水子―“中絶”をめぐる日本文化の底流
(2006/01)
ウィリアム・R. ラフルーア

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テーマ : 宗教
ジャンル : 学問・文化・芸術

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