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日本人の美徳は20世紀に創られた?
1909年、12年間の米国生活を終えて帰国した鈴木大拙がこんなことを書いている。

「日本人はまだ時間の観念に乏しきに似たり、
『時是れ金』と云ふ米国の格言はまだ実地に行はれざるやうに思はる」

日本では商店での丁稚の動作、商品の包み方、釣銭の出し方なんかが、
アメリカに比べて緩慢だというのだ。

また、英国や米国では客のためにいろいろ便宜をはかるのに、
日本の小売人は不親切、不勉強で、注文したものも持ってこず、
持ち合わせがないものを客のために取り寄せることもしないと嘆いている。
(『鈴木大拙全集(新版)』第30巻、386~387頁)

いまの日本人が英米人のサービスに感じるようなこと(失礼!)を、
米国から帰国した大拙は日本人に感じていた。

迅速丁寧で細やかなサービスなど、
いま日本人の伝統的な美徳と思われていることが、
20世紀のはじめには存在しなかったのかもしれないぞ。
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テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

電子書籍で読んでも記憶に残りにくい気がする
自炊本をiPadで読んでいるのだが、
紙の本とくらべて、どうも内容が頭に残らない気がする。

紙の本の読書では、カバーの感じや手触り、
本の重さや本全体のどのあたりといった、
身体的な記憶とともに、
内容が記憶されているのではないだろうか。

電子書籍だとその辺の感覚が一律になるから、
読んだことが、頭のなかのいつもと違う所へ行ってしまう感じがする。

何よりも、どの本で読んだことなのかが、
なかなか思い出せないのだ。

もっとも、電子書籍なら何十巻もの全集を持ち歩くといった、
紙の本ではとうていできないことができるわけで、
検索がかけられるとかメリットもたしかにあるのだけど、
読んだことが身にならないのでは困る。

紙の本と電子書籍の読書体験の差はあると思う。

誰か脳科学か何かで解明してくれ。

テーマ : 思うこと
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『〈海賊版〉の思想』の韓国語版が出た
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2007年に出した『〈海賊版〉の思想―18世紀英国の永久コピーライト闘争』(みすず書房)の韓国語版が出版された。

まだ現物をみてはいないのだけど、
みすず版のシックなデザインとは対照的に、
にぎやかなカバーになっている。

自動翻訳にかけてみると、
タイトルは『海賊版のスキャンダル』らしい。

ぼくは韓国語はまったくわからないので、
翻訳の質は判断できない。
でも、翻訳者のかたから、
よくわからない箇所について何度も問い合わせがきたので、
誠実な翻訳になっていると期待している。

中身をチラ読みできるサイトが、ここにある。

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