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ハーバード大図書館のイケてるサービス
IMAG0013.jpg

ようやく図書館の使い方がわかってきて、
さすがハーバード!といいたくなるような、
イケてるサービスをいくつか知った。

館内の紙コピーは有料だが、
すべて身分証にセットされたプリペイドカードで支払える。
(逆に、これがないと紙コピーができない。)

PDFスキャニングは、無料で誰でも使えるようになっている。
もちろん、本の全頁スキャンは禁止だし、
30分以上続けて機械を占有しないようにと書いてある。
それと、スキャナの台数がちょっと少ない。

PDFはUSBメモリに入れられるし、
メモリを忘れたら、カウンターで貸してくれる。
ただし、機械がXPベースの旧式で、
USB転送にかなり時間がかかる。

さらにすごいのは、スキャナからPDFを、
学部のサーバーの自分の領域にFTPで送ることができる。
ぼくのような客員身分でも、デフォルトで100MBが与えられている。

これは転送が速いし、かなり便利である。

資料の種類によっては、コピーやスキャンは禁止でも、
持込デジカメで自由に撮ってよいものもある。

デジカメを忘れたら、これもカウンターで貸してくれて、
撮り終わったらカメラを図書館内のPCにつないで、
gmailか何かを使って写真を転送できる。

マイクロリーダーからも直接スキャニングできて、
ファイルをメール転送できる。

そして、ぼくはまだ使ったことがないが、
よその図書館の資料をスキャニングして、
メールで送ってくれるサービスもあるようだ。
これも無料らしい。

ちょっとまえまでは、
海外調査ではコピーした資料でスーツケースがふくれあがったものだが、
そんなの、もう過去のはなしになってしまった。
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テーマ : 学校図書館
ジャンル : 学校・教育

違法ダウンロード罰則化についての記事が載りました
共同通信さんからの依頼で書いた
「違法ダウンロード罰則化 拙速な刑事罰化に危うさ」
という記事が、21日の山陽新聞さん朝刊(総合・国際面)に載ったようです。

他の地域の新聞にも掲載されているかと思うのですが、
どこにいつ載ったかは、書いたひとにも、すぐにはわかりません。

共同さんの厳しい校正を経て、
わかりやすくするための磨きがかかった文章なので、
研究者的な感覚からいうと、
すべてぼくが書いた文章だと言い切るには、少しためらいを感じますが、
ぼくの意見であることは確かです。

違法DL=万引き論への批判、家庭内に公権力が及ぶことの危険性、
2年前の法改正の効果を検証していないこと、
コンテンツ消費の形態が変化しているのに業界が対応できていないこと、
などを書いています。

文章を転載してもよいような気もするのですが、
やっぱりよくないような気もするので、
誠にご面倒ですが、お近くの図書館などでご覧下さい。

掲載情報はわかったものから順次、お知らせします。

残念ながら、「47NEWS」のサイトには掲載されないそうです。

続きを読む

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

「宇宙大作戦(スタートレック)」のミスター加藤(スールー)発見!
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地下鉄「ハーバード・スクエア」駅で、こんな看板が目に入った。

「スタートレック」(邦題:「宇宙大作戦」)のスールー(日本語版ではミスター加藤)こと、
ジョージ・タケイではないか!(女性はパティー・デューク)。

こういうのに反応すると、年がばれるんだけどね。
ちなみに、ぼくはオリジナル・テレビシリーズと映画の6作目までしか、
「スタートレック」だとは認めていない。

社会保障制度のPRみたいで、
HPにはユーチューブ公式画像へのリンクもある。

ジョージ・タケイも75歳か。
長生きしてほしいですね。

テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画
ジャンル : 映画

今日はボストンマラソンで「愛国者の日」でした
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ボストンへ来てから、18世紀アメリカ史の知識がだいぶ増えた。
『〈海賊版〉の思想―18世紀英国の永久コピーライト闘争』に書いた時代、
アメリカがどうだったのか、だんだんイメージがつかめてきた。

さて、今日はボストンマラソンの日。
アメリカの「愛国者の日」でもある。

独立戦争の開戦にあたる、
1775年のボストン郊外の「レキシントン・コンコードの戦い」にちなむとなれば、
視察に行かないわけにはいかない。

CIMG1005.jpg

ところが、今日は日中30度の異常な炎天下で、
マラソンには最悪のコンディション。

給水ポイント近くに、
ごらんのように消火栓を開けはなった水浴び場もあった。

熱中症で倒れて、担架に縛られてカートで運ばれていくランナーを何人もみた。

みなさん、おつかれさまでした。

テーマ : アメリカ生活
ジャンル : 海外情報

音楽の違法ダウンロード罰則化:さて、ぼくたちにできることは
日本を離れて研究生活を送っているあいだに、
わが母国の著作権法に、
またもやとんでもないことが進んでいる。

それは、著作権法を改正して、
無断でアップロードされた音楽ファイルを、
それと知りながらダウンロードする行為に、
2年以下の懲役、200万円以下の罰金、
またはその両方の罰則を科すというもの。
(現在は違法ではあるが、罰則無し。)

問題なのは、その決められ方だ。

議論を尽くして、各方面の代表の大勢が合意したことであるのなら、
ぼくはあえて問題にするつもりはない。

なぜこれを問題だと思うのかというと、
これは国会議員が音楽業界の意向だけを聞いて、やろうとしていることだからだ。

現在の著作権法では、違法ファイルをダウンロードしただけでは罰則はかからない。
その理由は、これに罰則までかけるのはやり過ぎだと、
法改正にかかわったひとびとが合意したからだ。

しかも、そう法律がそう変わったのは、ほんの2年ほどまえのことだ。
(しかし、その議論において、ユーザーの意見が徹底的に無視されたことについては、拙著『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』第4章をお読みください。)

違法ダウンロードに罰則がつかないことに、音楽業界は不満だった。
各方面から委員が出ている文化庁の審議会では自分たちの意見は通らないとみて、
杉良太郎氏を担ぎ出して、国会議員を個別に説得してまわる、
いわゆるロビングを積極的に行った。

それだけじゃなく、音楽業界は国会議員たちと
「日頃のお付き合い」をしていることも、想像に難くない。

その結果、一時はダウンロード罰則化を著作権法とは別の議員立法で
という動きもあったが、
こんどの著作権法改正案に盛り込むことを、自民・公明・民主が合意したという

閣議決定の段階での著作権法改正案では、ダウンロード罰則化は入っていなかったのだ。
閣議決定後の法案が議員立法で修正されることになるようだ。

どこでどうなったのか、国民にはわからないまま、
音楽業界の意向の沿った法改正が、いまなされようとしている。
(彼らが示した根拠のあやしさについては、ここを参照。)

違法とされることを(音楽業界のいいぶんでは)「多くの」音楽ユーザーが行うのは、
ユーザーが嗜好する音楽消費の形態が、
構造的に変化しているからに他ならない。

音楽業界は、消費者が何を求めているのかに耳目をふさぎ、
法律を変えてまで、旧態然としたビジネスモデルに、
ひたすらしがみついているようにみえる。

それは結局、業界の変化を遅らせ、
業界全体が時代遅れになって、
消費者から見捨てられていくことを、加速させるだろう。

国会議員にしても、著作権法などという、
さして票になりそうもないことには関心が薄く、
ここは資金力のある団体の陳情をきいてやろうという打算もあるだろう。

ぼくたちにできることは、何だろう。

この改正に賛成ならば、ほっておいても法改正されそうな勢いだ。
もし反対ならば、津田大介さんが勧めているように、
地元の国会議員に電話して意見をいうのもいいだろう。

賛成でも反対でも、これが大事な問題と思うのなら、
この改正を積極的に進めている政党と政治家を、
つぎの選挙のときまで覚えておくことだ。

個人の記憶力には限界があるから、
ネットのなかに「集合知」として蓄えておくのもいいだろう。

そして選挙のときに、ぼくたちにできる、
もっとも正当な意思表示を行うことだ。

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

ボストンにだって桜とミクは咲く
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ボストン近郊へやってきてから、もう10日が経った。

若い学生たちとおなじ空気を吸っているせいか、
ぼくまで学生に戻ったような気分だ。

先週は、受入先の研究所へ行くなり、
仏教学の泰斗であるミシガン大学のドナルド・ロペス先生による、
初期~近世仏教についての連続3日講演をやっていた。
ロペス先生は、Shots in the Darkのシリーズエディタで、
10月に京都でお会いして以来の、思わぬ再会となった。

金曜日は小林よしのりさんの天皇論についてのディスカッション。
今日は友人のイアン・コンドリーさん(MIT)による、
初音ミクについてのレクチャー&ディスカッションがあった。

みなさん、ハーバードではミクをまじめに論じているのですよ!

テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

大学教科書の返品:ハーバード生協のやり方
今月からハーバード大学に来ていて、
1年間こちらにいる予定である。

さて、ハーバード生協の書店に、
ちょっとびっくりのシステムがあることを知った。

それは、教科書指定されている本は、
買ってから3日以内なら、返品可能ということだ。

ただし、本を損ねていないことが条件。

いまどきのことだから、
買った教科書を折り目を付けないようにして自炊して、
終わったら返品ということも可能だろう。
(PDF化ができるコピー機は、そこらじゅうにある。)

ハーバードの学生は裕福な家庭の子が多いし、
ある程度モラルもあると思うので、
そんなことをする不埒なやつは、いないのだろう。

だけど、勉強をしたいけどお金がない学生にとっては、
教科書を自炊して返品というのは、魅力があるだろう。

お金がないから教育を受けられない、
教育を受けられないからお金がないという、
貧困が世代を越えて固定してしまうことから逃れるためには、
教科書の自炊→返品や、自炊ファイルの交換などは、
必要悪だといえるかもしれない。

ちなみに、ベトナムの某大学の近くには、
教科書のコピーを格安で売る店があった。


学期が終わったら教科書を最高50%の値段で買い取るという仕組みも、
ハーバード生協にはある。

日本の大学生協も、見倣ってみてはどうかと思うが、
きっと出版界がだまっちゃいないやろうね。

テーマ : 文明・文化&思想
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