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国会での著作権法改正論議雑感
祭りが過ぎ去って、怒りと不安と無力感が残っている。
とはいっても、これで終わりじゃなくて、
違法ダウンロード罰則化が、恣意的な捜査に悪用されたり、
一罰百戒の見せしめ犠牲者を出さないように、
さらなる規制を権利者が求めてこないか、
たゆまず注視しつづける必要がある。

衆議院で自公がDL刑罰化を閣法にねじ込む方法は、
ただひとり反対していた、共産党の宮本議員が事前に伝えていた通りになった。
自公の協力が欲しい民主が、中身を問わず、
質疑ほとんどなしで合意するという、
密室政治の典型が、白日の下にさらされた。

参議院文教科学委員会では、多少は審議らしいものはあったが、
内容は記録に残っているとおりである。

民主党の森ゆうこ議員だけが、
反対の立場から本質を突いた質問をした。

提案者の、ある衆議院議員の答弁ぶりが非難されているが、
ぼくには、ほんの少し、彼女に同情する気持ちがある。

自分が何を提案しているのか、この議員がよく理解していなかったろうことは、
修正案の説明の、しどろもどろさから伺える。

ぼくのまったくの妄想的ストーリーをいってみると、
先生は伝統文化のひとだし、著作権法は文化の法律だから提案者になってよと、党から言われる。

ネットには詳しくないけど、文化のためになるのならと提案者に名前を連ねる。

よく知らない言葉がならんだ修正案を衆議院の委員会で読み上げる。

聞いたこともない有権者から、反対のメールや電話が事務所にじゃんじゃん届く。

参議院委員会で民主党の委員にぶつけられ、答弁に困る。
(ババを引かされたことを知る。)
(繰り返していうが、これはまったくの妄想・妄言・ファンタジーです。)

それに対して、参議院文教科学委員会での、
自民・公明の委員からの質問とそれに対する答弁は、
入念に打ち合わせがされていて、反対派の懸念もいちおう取り込んだ内容になっていた。

諸派の委員からの質問については、いやまあ、何というか……というのもあったかな。

午後の参考人質疑で、賛成派で出て来た音楽業界寄りの方々は、
緊張していたのか、かなりの論理矛盾を起こしていたり、
ネットユーザーを総会屋にたとえるようなことを言ったりしていた。

わが国の知的財産推進計画は、こういう方が作っていると知って、
暗澹たる気持ちになったのは事実。

日弁連からの参考人は、同連合の立場を繰り返して述べておられた。

なかでも、個人的に一段と評価を上げたのは、津田大介氏かな。
この問題にかんする深い知識に基づいた、理路整然としつつも説得力のある語りに、
この人物の凄さを改めて感じた。

党の方針にさからって反対質問をした森ゆうこ議員は、
委員会での採決前に「半強制的に」(本人ツィッター)委員を解任され、
全会一致で参議院委員会通過となった。

上層部に逆らう者は止めてもらうという悲哀を、
自分に重ねた組織人のひとも多いのでは。

前日に激しい反対質問があったのに、なぜ翌日に全会一致で賛成になったのか、
議事録をかなり注意深く読まないと、わけがわからないことなので、
ネットに裏事情の記録を残しておくことは、「知る権利」の点で大事なこと。

参議院本会議で反対したのは、
民主党:森ゆうこ
共産:井上哲士、市田忠義、紙智子、田村智子、大門実紀史、山下芳生
社民:福島みずほ、又市征治、山内徳信、吉田忠智
無所属:糸数慶子
の12名のみ。


最初にもいったように、まだ終わってはいない。
この改正が悪用されたり、見せしめの犠牲者が出ないよう、
注視していかなければならない。

個々の議員のことを、つぎの選挙まで記憶しておくことも大事。
音楽業界に対する何らかの意思表示も、
消費者は行っていなかければならないのでは。

この改正で刑罰を科すターゲットは、特別なひとじゃない。
ごく普通のことのようにネットで音楽や動画を楽しんでいる、ぼくたちなのです。
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