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竹内敏晴さんのこと
竹内敏晴さんの訃報に接した。
いちどでいいから、お会いしたいと思っていた方だった。

2007年2月6日の朝日新聞で、
ぼくが書いた『禅という名の日本丸』の内容が記事になったとき、
担当記者さんが竹内さんのコメントを取ってくれた。
竹内さんは学生時代に弓術をかなりやったひとで、
1日1万本を射たという伝説もある。
その竹内さんが、ぼくの研究を支持してくれていた。

竹内さんのご著書では、
『ことばが劈(ひら)かれるとき』
が有名だけど、ぼくは
『声が生まれる』
も気に入っている。

『声が生まれる』には、
聴覚に障害があった竹内さんが、
声を獲得していった体験が、
圧倒的な筆致で書かれている。
声を出すという、何でもなさそうなことが、
じつはすごいことなんだと知った。


「いちど竹内さんと3人で飲みましょう」
と朝日の記者さんと話していたけど、
そのままになっていた。

今年の6月末にその記者さんと再会したときも、
竹内さんの話題が出た。

やっぱり会いたいなと思った。
でも、またそのままにしてしまった。


それから2ヶ月ちょっとで、竹内さんは亡くなられた。


ひとの命には終わりがある。
だから価値があって尊くて美しい。
そんなあたりまえの現実を、
ぼくたちは直視できない。

会いたいひととはちゃんと会って、
そのひとの息づかいを感じておきたい。

命をつないでいくために。

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