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海を渡った柔術と柔道
自分の研究関心とぴったり合っていて、
しかも感心させられるような本と出会えることはめったにない。

この本は新聞広告でみたときから気になっていた。
ジュンク堂でたまたまみかけて、パラパラ読んだら、
予想に以上にいい本だったので買った。


開国以後、新天地を求めて海を渡り、
柔術・柔道を伝えた無名のひとたち。

あるひとは警察や大学で、
あるひとは自分の小さな道場で教え、
あるひとはショーでの興行で広めた。

そして現地の伝統格技と融合して、
その国のスタイルの柔術・柔道が生まれていった。

著者らの姿勢は、
日本柔道の「真正さ」を振りかざすような、
安直な姿勢とは無縁である。


カラー柔道着や、ポイント制や、足へのタックルやらの、
世界の「まちがった柔道」に対して、
日本の「正しい柔道」を守るのだ、
とかいうお題目が幅をきかせている。

しかし、柔術・柔道の歴史に秘められたダイナミズムをみせられると、
「正しい柔道」などということばが、
世界の柔道の広がりなかで、
はたしてどれほどの意味があるものなのかと思えてくる。


執筆した14名の著者たちの、強靱で柔軟な思考力に拍手を送りたい。

海を渡った柔術と柔道―日本武道のダイナミズム海を渡った柔術と柔道―日本武道のダイナミズム
(2010/06)
古賀 徹高木 勇夫

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テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

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