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自炊代行提訴:出版業界は読者のニーズに応えよ
出版業界が、自炊代行業者を提訴したそうだ。

本棚があふれて、仕方なく蔵書の一部を電子データに変えて持っておくというケースなら、
自炊代行もありだと思う。
だけど、ネット書店で買った新刊本を自炊代行業者に直送してもらって、
データだけ受け取るという使い方を、ぼくはしようとは思わない。

読書体験とは、本ごとに異なる重さや厚さ、紙の質感、インクの色合い、
活字や装丁の鑑賞も含む、物理的で総合的な体験だと思うから、
それを最初から放棄する気はない。


だけど、自炊代行の利用が増えるということは、より自由度の高い電子本への、
読者のニーズが確実にあるということで、
代行業者が増える原因は、
使い勝手の悪いサービスしか提供しない出版業界にもある。

現在主流の電子出版は、読者ニーズを満たしていないということでもある。
多くはプラットフォームが固定されているし、
電子書籍への限定的なアクセス権が認められるだけで、
電子データを「所有」できるわけではなく、譲渡もできない。
自分が買った本のリストを、知らないひとに持たれてしまうような仕組みにも抵抗がある。

電子版で書籍を「買う」という表現は実はまやかしで、
書籍データへの限定的なアクセス権が買えるだけのことだ。
それならば、紙の本をスキャンしたほうがよく、
料金が安ければ代行してもらいたいと考えるひとがいても、おかしくない。


それにしても、あいも変わらず作家たちが会見させられ、
訴訟に名前を連ねさせられているが、
人気作家でも取り分はたかだか10~15%である。

残りの90%近くを持って行くひとたちのために、利用される作家たちが気の毒だ。

テーマ : 文明・文化&思想
ジャンル : 学問・文化・芸術

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