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著作権:テレビ制作者のホンネ
『対話としてのテレビ文化』という本を、
編者の岩渕さんからいただいた。

そのなかに、テレビ演出家の今野勉さんの、
座談会での興味深いコメントが載っていた。



今野 ぼくも告白しますと、去年上海でロケをして歴史的な番組を制作したときに、その時代の中国の写真が何百枚と必要だったんですが、ハリウッド的にいうと一枚五万円くらい取られるものを、ほとんどただ同然で使わせていただきました。著作権について、無条件に守ってもらわないと困るという主張もありますが、一枚五万円ずつ取られていては、いまの制作費ではほとんど日本の番組、特に歴史的なものはできないと思います。
(中略)
ぼくは逆に言えば、中国が著作権を認めていないのでものすごく助かったんですよ。あまり大きな声では言えませんが。基本的には著作権は守ってもらわなくては困るけれども、そういう現実もわれわれの身近な問題として常にあって、何でもかんでも著作権と声高に言っている場合じゃないこともあるということを、ちょっと知っておきたいですね。
『対話としてのテレビ文化』、263~264頁




文中「中国が著作権を認めていない」というのは訂正が必要だと思うが、
テレビ制作者のホンネがよくあらわれている。

テレビ制作者は権利者であると同時に、著作物の利用者でもあり、
後者の立場からいえば、厳格に権利を守ろうとすると、
かえって制作が困難になるということだ。

だけど、そういうことを「あまり大きな声で言えない」世の中の雰囲気があって、
表向きにはやはり権利は守ってもらわなくては困るといわざるを得ない。

しかし今野さんのような優れた制作者にこそ、
「何でもかんでも著作権と声高に言っている場合じゃないこともある」
と、それこそ声高に、堂々と主張してほしいと思う。

対話としてのテレビ文化: 日・韓・中を架橋する (叢書・現代社会のフロンティア)対話としてのテレビ文化: 日・韓・中を架橋する (叢書・現代社会のフロンティア)
(2011/12/20)
岩渕 功一

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