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抵抗と匿名のシンボルがガイ・フォークスな理由
いわゆる「ネットの自由」を訴えるひとびとがよく被っているのが、ガイ・フォークスの仮面である。

ハッカー集団のアノニマスやウォール街占拠運動のひとたちが使ったものが、波及したようだ。

ところで、ガイ・フォークスといっても、ピンとこないひとが多いだろう。
ぼくも、はじめてイギリスで暮らすまではそうだった。

ガイは1605年11月5日にイングランド議会を爆破しようとして未遂に終わり、死刑になった男である。

毎年11月5日はガイ・フォークス・ナイトといって、
イングランドのひとびとは花火大会やボンファイヤーや移動遊園地などを楽しむ。

ぼくが住んでいたケンブリッジでも、
コモンズとよばれる牧草地に一晩限りの移動遊園地が出現し、
イギリスにしては盛大な花火があがった。

ぼくはみたことがないが、ガイを模した人形を引きずり回し、
あげくにボンファイヤーに投げ込む習慣もあるそうだ。

そのいわれが17世紀の爆破未遂事件だと聞いて、
まあなんとイングランド人は執念深いのかと思ったものだ。


ガイの事件の根っこには、宗教対立があった。

イングランドはプロテスタントの国で、
カトリックを厳しく弾圧していた。

そしてガイはカトリックだったのだ。


ガイを「抵抗と匿名のシンボル」とするひとびとには、
アメリカ文化の基層にあるプロテスタント的な価値観への反感があり、
それが無意識に作用してか、
反プロテスタントの抵抗運動をしたガイをシンボルにしているのではないだろうか。

アメリカ=プロテスタント 対 カトリック=ガイ・フォークス

という構図のなかで、アメリカ流に反感を持つものがガイと自己同一化する、
そういうことではないだろうか。

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